自分に合うパターの選び方:ストローク・体格・性格から考える、ブレードとマレットの違い

  • パター・用具

パター選びでよく聞くのは、「入らないならマレットに替えよう」「上級者はブレード」といった話です。 けれども、パターの形が変えてくれるミスと、変えてくれないミスがあります。 そこが分からないまま替えると、構えにくいパターに慣れるまでのあいだ、かえって入らなくなります。

この記事では、ブレード型・ミッドマレット・大型マレットの違いを Putt Stroke Simulator と同じ物理モデルで計算し、 どんな人にどの種類が合うのかを、ストロークの形・体格・性格(クセ)の3つの切り口で考えます。 式による説明は、末尾の「補足:計算の詳細」にまとめました。

ブレード型・ミッドマレット・大型マレットの比較。慣性モーメントは約4,000・5,500・8,500 g·cm²。6 mのパットを芯から2 cm外したときの距離の落ちは、46 cm・33 cm・22 cm

先に結論

こんな人 合いやすいパター 理由
ストロークが弧を描く(アーク型) ブレード型・トウが垂れるもの フェースが開閉する動きに逆らわない
まっすぐ引いてまっすぐ出す フェースバランスのマレット フェースが回りにくく、まっすぐを保ちやすい
芯に当たったり外れたりする 大型マレット 芯を外したときの距離の落ちが、ブレードの約半分
目標にまっすぐ構えるのが苦手 ライン入りのマレット 向きのミスは、打点のミスの約4倍効く
打感や音で距離を合わせたい ブレード型 芯を外したことが手に伝わりやすい
緊張すると手が動く・リズムが速くなる 重めのマレット・太いグリップ 手先の動きを抑える方向に働く(体感による部分が大きい)

ただし、もっとも大事な結果は次のことです。

パターの種類を替えて増えるカップインは、計算上 0〜2 ポイント程度。 それより大きいのは、フェースの向きとリズムのばらつきです。 だからこそ、「物理的にやさしいパター」より「自分が向きをそろえやすく、リズムよく振れるパター」を選ぶのが近道です。

以下、この結論の根拠を順に見ていきます。

パターの3つの種類と、数字で見た違い

パターの形はたくさんありますが、物理的には次の3つの数字でほぼ説明できます。

種類 ヘッド重量 慣性モーメント 重心の深さ
ブレード型(ピン型を含む) 約345 g 約4,000 g·cm² 約12 mm
ミッドマレット 約355 g 約5,500 g·cm² 約22 mm
大型マレット 約365 g 約8,500 g·cm² 約35 mm

**慣性モーメント(MOI)**は、芯を外したときの「ねじれにくさ」です。 ヘッドの重さを外側(トウとヒール、後ろ側)に散らすほど大きくなります。 重心の深さは、フェースから重心までの距離です。大型マレットは後ろに重さがあるので深くなります。 数値は種類ごとの相場で、個々のモデルの値ではありません。

この3つの数字の違いが、ボールにどう表れるかを計算しました。

芯を外すと、距離が落ちる(マレットは半分)

6 mのパットを打つ振り幅のまま、打点だけをトウ側にずらしました(スティンプ 10、平坦)。

打点のずれ ブレード型 ミッドマレット 大型マレット
1 cm 12 cmショート 10 cmショート 6 cmショート
2 cm 46 cmショート 33 cmショート 22 cmショート

大型マレットは、芯を外したときの距離の落ちがブレード型の約半分です。 ヒール側に外しても、ほぼ同じ量だけショートします。

芯を外したときの向きのずれは、マレットでも小さくならない

意外なのは左右のほうです。同じ 6 mで芯から 2 cm外したとき、止まった位置の左右のずれは、 ブレード型で約 4.4 cm、大型マレットで約 5.9 cmでした。マレットのほうが少し大きいのです。

芯を外すとヘッドがねじれ、フェース面がボールを横にこすって向きを変えます(ギア効果)。 このずれは「重心の深さ ÷ 慣性モーメント」に比例します。 大型マレットは慣性モーメントが大きいぶん、重心も深いので、打ち消し合ってしまいます。 「マレットにすれば芯を外しても真っすぐ行く」は、距離については正しく、方向については正しくない、というのが計算の答えです (重心の深さは形からの見積もりなので、モデルによって差があります)。

方向を決めるのは、打点よりフェースの向き

では、方向のミスは何で決まるのでしょうか。 平均的なゴルファーを想定し、3 mのパットで「左右のずれ」を原因ごとに分けました。 カップを 40 cm 過ぎる強さで打ち、カップの位置での左右のずれのばらつき(標準偏差)を出しています。

ミスの原因(ばらつきの大きさ) ブレード型 大型マレット
フェースの向き(±1°) 4.5 cm 4.5 cm
打点(±8 mm) 1.0 cm 1.2 cm

カップの半径は 5.4 cmです。方向のミスは、ほとんどがフェースの向きから来ています。 打点のずれの影響はその 4 分の 1 程度で、パターの種類による差はさらに小さくなります。

フェースの向きは、パターの種類によって物理的に変わるものではありません。 変わるとすれば、構えたときに目標へ向けやすいか、ストロークの途中でフェースが勝手に回らないかです。 これは「見え方」と「ストロークとの相性」の問題で、人によって答えが違います。

距離を決めるのは、リズム

距離のばらつきも、同じように原因ごとに分けました(3 m、カップを 40 cm 過ぎる強さ)。

ミスの原因(ばらつきの大きさ) ブレード型 大型マレット
リズム(±4%) 29 cm 29 cm
打点(±8 mm) 6 cm 3 cm

距離のミスでいちばん大きいのは、振るテンポ(リズム)のばらつきです。 リズムが 4% ぶれるだけで、距離は 30 cm近くばらつきます。 大型マレットは打点のばらつきによる距離のミスを半分にしてくれますが、全体から見ると小さな部分です。

パターを替えると、カップインはどれだけ増えるか

フェースの向き・打点・リズムのばらつきをまとめて、何千回も打ったときのカップイン率を計算しました。 グリーンの凹凸や読み違いは含まない、「打ち方だけ」の試算です。

  • 打点・向き・リズムが安定している人:ブレード型と大型マレットの差はほぼゼロ
  • 平均的な人:3 mで差はほぼゼロ、6 mで約 1.5 ポイント大型マレットが上
  • 打点のばらつきが大きい人:3 mで約 2 ポイント、6 m・10 mで約 1 ポイント大型マレットが上

パターの種類による差は、0〜2 ポイントです。 ツアー選手の多くがマレットを使っているのは事実ですが (「世界ランキング上位20人のパターを全部調べた」では20人中16人)、 それはこの小さな差を積み上げる世界の話でもあります。 ふつうのゴルファーにとっては、向きをそろえやすく、リズムよく振れることのほうが何倍も効きます。

ここからは、それを踏まえて「どんな人に何が合うか」を3つの切り口で考えます。

切り口1:ストロークの形で選ぶ

弧を描く人と、まっすぐ引く人

パターのストロークは、大きく2つに分けられます。

  • アーク型:体の回転で振るので、ヘッドがゆるい弧を描き、フェースは引くときに開き、打つときに閉じる
  • ストレート型:ヘッドを目標線に沿ってまっすぐ引き、まっすぐ出す。フェースはずっと目標を向く

自分がどちらかは、練習グリーンで目標線に沿ってクラブを置き、その上でストロークすると分かります。 ヘッドが引くときに内側へ入っていくならアーク型です。

トウハングとフェースバランス

ここで効いてくるのが、トウハング(トウの垂れ具合)です。 シャフトを指の上に水平に乗せたとき、フェースが真上を向くパターをフェースバランス、 トウが下に垂れるパターをトウハングと呼びます。

違いは、シャフトの延長線と重心の位置関係です。 フェースバランスは重心がシャフトの延長線上にあるので、振っている途中でヘッドをねじる力がかかりにくく、 フェースの向きを保とうとします。 トウハングは重心がシャフトの延長線から外れているので、振るとフェースが開いたり閉じたりしやすい性質があります。

  • アーク型の人には、トウハングのパター(多くのブレード型やピン型)が合いやすい。フェースの自然な開閉に逆らわないので、手で向きを合わせる必要が減ります
  • ストレート型の人には、フェースバランスのパター(多くのマレット)が合いやすい。フェースを回さずに振るストロークと、ヘッドの性質が一致します

この組み合わせが逆になると、毎回どこかで手を使ってフェースの向きを直すことになります。 先ほどの計算どおり、3 mでフェースが 1° ずれるとカップの位置で約 4.4 cmずれます。 カップの半径が 5.4 cmなので、向きの許容範囲はほぼ 1° しかありません。 ストロークとヘッドの相性は、この 1° を守れるかどうかに直結します。

なお、このねじる力は、ヘッドが加速・減速しているときに大きく、 振り子のストロークではインパクト(最下点)でほぼゼロになります。 トウハングの影響が出るのは、切り返しのあたりでフェースが回り、それが戻りきらないときです。 リズムが一定な人ほど、トウハングの影響は小さく済みます。

打点がそろわない人

打点が毎回同じ場所にそろわない人は、大型マレットの恩恵がいちばん大きくなります。 ロングパットでの距離のばらつきのうち、打点から来る部分を計算すると(6 m、打点のばらつき ±12 mm)、 ブレード型で約 18 cm、大型マレットで約 9 cmと半分になりました。 「ロングパットの距離が合わない」「3 パットが多い」人には、最初に試す価値があります。

自分の打点は、ボールの赤道に水性ペンで線を引いて打つと、フェースに跡が残って分かります。

切り口2:体格で選ぶ

身長と腕の長さ:まず長さを合わせる

体格で最初に合わせるべきは、ヘッドの形ではなくパターの長さです。 長さが合わないと、前傾の深さや目の位置が毎回変わり、向きのそろえ方も安定しません。

市販のパターは 33〜35 インチが中心です。フィッティングでよく使われる目安は次のとおりです。

身長 長さの目安
165 cm 未満 32〜33 インチ
165〜180 cm 33〜34 インチ
180 cm 以上 34〜35 インチ

ただし、同じ身長でも腕の長さや構え方で変わります。確かめ方は次の3つです。

  1. 腕を肩から自然に垂らして構えたとき、手がそのままグリップの位置に来るか
  2. 目がボールの真上か、やや内側(体側)にあるか
  3. 構えたとき、ソールの真ん中が地面に着いているか(トウやヒールが浮いていないか)

ライ角のずれは、思ったほど方向に効かない

3 つ目の「ソールが地面に着いているか」はライ角の問題です。 アイアンではライ角のずれが方向を大きく狂わせますが、パターではそれほどではありません。 パターのロフトは 3° 前後と小さいので、トウが 5° 浮いて構えても、フェースが向く方向は約 0.26° 変わるだけで、 3 mのパットではカップの位置で約 1 cmのずれです。

それでもライ角を合わせたほうがよいのは、構えの再現性のためです。 トウが浮いた構えは、毎回の浮き方が少しずつ違い、目の位置や前傾も変わります。 1 cm の影響そのものより、構えのばらつきのほうが問題になります。

体が大きい、力がある:ヘッドの重さは「感覚」で選ぶ

力のある人は重いパターを好む、とよく言われます。物理的にはどうでしょうか。 同じ振り幅で打ったとき、ヘッド重量による距離の違いはわずかです。

ヘッド重量 同じ振り幅で転がる距離 6 mに必要な振り幅
320 g 5.9 m 36.6 cm
345 g 6.0 m 36.3 cm
370 g 6.1 m 36.0 cm
400 g 6.2 m 35.7 cm

320 gと 400 gで、必要な振り幅の差は 1 cm程度です。 また、リズムが 5% 速くなったときの距離の伸び(約 1 割)は、ヘッドの重さによらず同じでした。 重いヘッドがボールの転がりを安定させるわけではありません。

それでも重いヘッドが合う人がいるのは、重いほうが手先で速く振りにくく、ゆったりしたテンポを保ちやすいと感じる人が多いからです。 これは物理モデルでは計算できない、体と道具の相性の部分です。 軽いヘッドでテンポが速くなりがちな人は、重めのヘッドやカウンターバランス(グリップ側にも重りを入れたもの)を試す価値があります。

手の大きさと手首の使い方:グリップの太さ

手が大きい人や、手首を使ってしまう人には、太いグリップがよく勧められます。 太いグリップは握る力が分散し、手首が折れにくいと言われます。 効果には個人差が大きいので、細いグリップで「インパクトで手首がこねる」と感じる人が試してみる、くらいがよいでしょう。

切り口3:性格(クセ)で選ぶ

性格とパターの相性を直接調べた研究は、筆者が調べた範囲では見当たりません。 ここでは、性格がストロークのクセとして表れる部分を、上で計算した数字につないで考えます。

せっかち・緊張するとリズムが速くなる人

距離のミスでいちばん大きいのはリズムでした。 リズムが速くなりやすい人は、パター選びより先に一定のテンポで振る練習のほうが効きます。 そのうえで道具を選ぶなら、手先で速く振りにくい重めのヘッドや太いグリップが、テンポを落ち着かせる方向に働くことがあります。

慎重・細かいことが気になる人(理論派)

毎回同じように構え、同じように打ちたい人には、ライン(照準線)入りのフェースバランスのマレットが合いやすいでしょう。 方向のミスのほとんどはフェースの向きから来るので、構えの段階で向きをそろえる手がかりが多いほど有利です。 ボールに引いた線とパターのラインを合わせる構え方とも相性がよい形です。

感覚で打ちたい人(感覚派)

打感や音で距離を合わせるタイプの人には、ブレード型が合うことがあります。 芯を外したときの距離の落ちが大きいぶん、ミスが手と結果にはっきり返ってきます。 練習でそれを感じ取り、打点をそろえていけるなら、ブレードの「やさしくなさ」はむしろ情報になります。

ショートパットが怖い・手が勝手に動く人

短いパットで手が動いてしまう人は、ヘッドの性質で手先の動きを抑えるのが一つの方法です。 大型マレットのフェースバランス、重めのヘッド、太いグリップ、カウンターバランスはどれもその方向です。 それでも改善しないときは、長尺パターや、グリップを前腕に沿わせる「アームロック」など、 構えそのものを変える方法もあります。

構えで目標に向けられない人

構えたときにフェースが目標の右や左を向いてしまう人は、ラインの見え方が合うパターを探すのが近道です。 1 本線、2 本線、ボールと同じ幅の線、T 字など、見え方はパターによって大きく違います。 どれが合うかは人によるので、練習グリーンで 2 mほどの真っすぐなラインに構え、 後ろから誰かに向きを確かめてもらうのが確実です。

よくある疑問

インサート(樹脂)と削り出し、どちらがよいか

フェースの素材で変わるのは、主に反発と打感・音です。 反発係数を 0.78〜0.88 の範囲で変えて計算すると、0.78 と 0.88 では同じ振り幅での距離が約 1 割違い、 6 mに必要な振り幅の違いは 2 cm程度でした。 物理的な差は小さいので、打感の好みで選んでかまいません。 速いグリーンで「振り幅が小さくなりすぎて怖い」人は、やわらかめのインサートで振り幅を少し大きくする選び方もあります。

上級者はブレードを使うべきか

使うべき、ということはありません。 上の計算でも、打点・向き・リズムが安定した人では、ブレード型と大型マレットの差はほぼゼロでした。 上級者ほど、道具の差が小さくなるだけです。

まとめ

  • パターの種類で変わるのは主に芯を外したときの距離。大型マレットはブレード型の約半分しか落ちない
  • 芯を外したときの向きのずれは、マレットにしても小さくならない(重心が深いため)
  • 方向のミスの大半はフェースの向き、距離のミスの大半はリズムから来る。パターの種類による差は、カップイン率で 0〜2 ポイント
  • だから選ぶ基準は「やさしさ」より相性。ストロークの形にトウハングを合わせ、体格に長さを合わせ、クセに重さ・グリップ・ラインを合わせる
  • 打点がそろわない人、ロングパットの距離が合わない人は、大型マレットを最初に試す

自分のパターに近い数値(ヘッド重量・慣性モーメント・重心の深さ)を入れて、 芯を外したときやフェースが開いたときの結果を Putt Stroke Simulator で確かめられます。 距離感そのものの作り方は「パターの距離感は振り幅で作る」にまとめています。


補足:計算の詳細

ここからは、本文の数値の根拠を式で説明します。

芯を外したときの初速

ヘッドとボールを剛体とみなし、衝突を 3 次元で解いています。 重心の深さを無視した簡単な形では、芯から d だけ外したときのボール初速は、芯で打ったときの

(1 + m/M) / (1 + m/M + m d² / I)    倍

になります(m = ボール質量 45.9 g、M = ヘッド重量、I = 慣性モーメント)。 初速が落ちると距離は初速の 2 乗で落ちるので、d が 2 倍になると距離の落ちは約 4 倍になります。 本文の表で、1 cmと 2 cmの差が 4 倍近いのはこのためです。I が 2 倍あれば、落ちはほぼ半分になります。

芯を外したときの向き(ギア効果)

芯を外すとヘッドはねじれ、フェース面は重心より前にあるので、接触点が横に動いてボールをこすります。 これで生まれる打ち出し方向のずれは、およそ

Δθ ≒ (2/7) × m × d × c / I    [rad]

です(c = 重心の深さ)。c / I(重心の深さ ÷ 慣性モーメント)に比例するので、 I と一緒に c も大きい大型マレットでは、ずれが小さくなりません。 このモデルの値は、振り子式の試験機で 10 銘柄を測った報告(1 mm あたり約 0.034°)とおおむね合っています。

フェースの向きと方向

フェースの向き F と軌道(振る方向)P がずれていると、打ち出し方向はおよそ

打ち出し方向 ≒ 0.83 F + 0.17 P

になり、フェースの向きが 8 割以上を決めます。3 mで F = 1° なら、カップの位置で約 4.4 cmずれます。

トウハングとねじる力

シャフトの延長線から重心までの距離を r とすると、ヘッドが加速度 a で動くとき、シャフトのまわりにヘッドをねじる力のモーメントは

τ ≒ M × a × r

です。フェースバランスでは r ≒ 0 なので τ ≒ 0、トウハングでは r が大きいほどフェースが回ろうとします。 振り子のストロークでは、加速度は切り返し(トップ)で最大、インパクト(最下点)でゼロになります。 (このねじれはストローク中の手の動きと合わせて決まるため、当サイトの物理モデルでは計算していません。)

ライ角のずれ

ロフト λ のフェースを、ライ角が δ だけずれた状態(トウが浮く)で構えると、フェースの水平方向の向きは

Δ向き ≒ arctan( tan λ × sin δ )

だけ変わります。λ = 3°、δ = 5° なら約 0.26° です。ロフトが小さいパターでは、ライ角の影響は小さくなります。

カップイン率の試算

フェースの向き・打点・リズムのばらつきを正規分布として、3,000 回ずつ打ちました。 ばらつき(標準偏差)は、安定している人を ±0.6°・±4 mm・±2%、平均的な人を ±1.0°・±8 mm・±4%、 ばらつきが大きい人を ±1.5°・±12 mm・±6% としています。 カップを 40 cm 過ぎる強さで打ち、カップの位置まで届いて、左右のずれがカップの半径(5.4 cm)以内なら入ったとみなしました。 グリーンの凹凸、読み違い、カップの縁で弾かれることは含まないので、実際の確率より高めに出ます。 比べてほしいのは、パターの種類による差のほうです。


計算条件: 当サイトの物理モデル(振り子のストロークからヘッドの速さを求め、 ヘッドとボールの衝突を 3 次元で解き、ホップ・スキッド・純転がりを経て止まるまで計算)。 周期 1.2 秒、ロフト 3°、反発係数 0.85、スティンプ 10、平坦、芝目なし。 パターの数値は本文の表のとおり(種類ごとの相場で、特定のモデルの値ではありません)。